ソライロ・サプリ

★☆てっぺんのその先の景色へ☆★

なにわ侍団五郎座あらすじ

ほんっとーに楽しかった。初見は口上の後重岡が30分出て来ないからこりゃ睡魔との戦いになるか?と思ったけど、いやいやそんな事はなく、ジャニーズWESTって面白いね(笑)
そして私和物も忠臣蔵も好きだわ、大好き。神山内匠頭に忠義を誓う重岡内蔵助とかもう壮大なかみしげ萌えでしかないし、ほんと楽しい。

以下、簡単なあらすじです。


口上
チョンパで幕が開きセリ上がってくる7人。着流しにメンバーカラーの番傘、傘にはWESTの文字。着物は白波に虹が掛かっていて、裾の辺りに名前が入ってます。

口上の順番は年齢順。
重岡「さてそのまた次に控ぇしは、大阪生まれ兵庫育ち、生まれた時から口が大きく付いたあだ名はミックジャガー。そこで親は大きく強く泰然自若と願って付けたこの名前。チャームポイントはこのエクボ。レッドカラーの重岡大毅たぁオイラの事だ」
見栄を切る時に左腕を懐に入れて合わせの部分でグイっと着物を下げるのが超カッコいい!
傘を担いだ時に客席からWESTの文字がキチンと見えるように、傘の柄の所に黒い四角いマークがついててなんだか可愛い。
神山「ようやく来たか我が出番、兵庫生まれ兵庫育ち、5つの年よりダンスを始め準優勝をした事も。モノマネギターにアクロバット、ヘアーもネイルもお肌にも、気を付けまくる女子力全開、グリーンカラーの神山智洋たぁオイラの事だ」
傘をくるくると回しながらシモテに捌ける。

役名
重岡:重川大志(しげかわだいし)
神山:神谷智実(かみやともみ)
淳太:中野淳(なかのじゅん)
濱田:濱崎崇(はまさきたかし)
照史:桐元照弥(きりもとてるや)
流星:藤川流(ふじかわりゅう)
小瀧:小竹望夏(こたけのぞか)

第一場A 西楽館近くの道
チンピラ風の地上げ屋の二人が出て来て西楽館の買い取りの話をしている。

第一場B 大衆劇場西楽館の前
西楽館前を掃除している淳のばあちゃん。ラジカセを担いで帰ってくる望夏。ブロードウェイを目指している望夏は劇場を借りてダンスの練習をしている。
買い物から帰って来た淳のお母さんと崇。部屋に引きこもってばかりいて学校に行こうとしない淳を心配したばあちゃんは1回200円で淳を大学に連れて行く事を崇と交渉する。
そこに帰ってくる智実。「大阪の郊外にこんな素晴らしい劇場があるのに実に惜しい」と劇場を使ってない事を嘆く智実。昔は劇場も賑わっていた事を説明するばあちゃん。その昔、雲の上団五郎一座が劇場を賑わしていた。座長の団三郎の当たり役は大石内蔵助吉良上野介(ビジョンに紛争した重岡の映像)だったと懐かしむ。

神山衣装:迷彩ジャンパー、黄緑のインナー、グレーのスエットっぽいパンツ、ニューバランスのグレー×ピンクのスニーカー、LACOSTEの白地に緑が入ったバッグ。この時もう足袋履いてる。

第二場 西楽館の中
劇場の中でダンスレッスンをしている望夏。
部屋の椅子の上で膝を抱えている淳。窓を閉め切って部屋に閉じこもっている淳を連れ出す崇と智実。

第三場 西楽館の外
智実「西楽館を立て替えてオシャレな劇場にしよう。株式会社にして社長は淳、俺ら(智実・崇・望夏)は取締役、儲かるし、モテるし、町も賑わうし一石二鳥ならぬ五鳥ぐらいになるぞ」
淳「俺はここを売ってしまいたい。俺の代になったら売ってのんびり過ごしたい」
そこにばあちゃんと母さんが走って来る。地上げ屋が西楽館を乗っ取りにやってきた。地上げ屋2代目のぼっちゃんをを呼びこむ二人。出て来る照弥。オレンジスーツにピカピカの黒と白のツートンの靴。葉巻に金のブリンブリンの時計に金の指輪がいやらしくていい。
地上げ屋の照弥は、淳・崇の幼馴染で望夏の姉の同級生だった。照弥は父親が他界し2代目を継いだ時に新関西不動産と社名を変え、その手始めにでっかい仕事をしようと思っているのだった。西楽館を買いたたく照弥にカチンときた淳は売るのを止め、賑わっていた昔の様にもう一度芝居をしようと言う。

芝居をすると決めたもののどうしていいのか分からない「こんな時に団三郎さんがおってくれたらなぁ」と嘆くばあちゃん、そこに「その計画、手前にも一役かわせて頂きましょう」と大衆演劇風の音楽に合わせて登場する流。着流しにマント姿で仁義を切るポーズをしながら「初めてお目にかかります、大衆演劇界に現れたスター藤沢流と申します」芝居をするなら自分は即戦力だから加わらせてほしいと頼む流。とりあえず研修期間として加わる事に。
ばあちゃんが「こんな時に団三郎さんがいてくれたら…」とつぶやくのを聞いた流は、団三郎たちの一座が隣町にいる事を知らせる。

第四場 団三郎の家
セリあがってくる重岡
「団」の模様の入った浴衣で陣太鼓の稽古をつけてもらっている大志。とちり兄さんに「はい持って」と陣太鼓を渡され、コクリと頷く大志めっちゃ可愛い。しかし姿勢も悪く太鼓も上手く叩けない大志は「やめや、やめやめ。なんでこんな事せなあかんの」と稽古を止めてしまう。全国座長大会に出る為に稽古を付けていると説明するとちり兄さんだが「そんなんしたくない」と膨れる大志。「俺は跡は継がん、俺には俺の夢がある、いつかパリコレデビューして東京ドームで大志・重川のショーするねん」と稽古場から出て行こうとする大志に「生命保険受取人にしてやるから、将来ドームでショーをする時に助かるぞ」と言う団三郎。その一言で気分が変わり「今回の全国座長大会だけやるわ」と大志。団三郎から「今日から2代目重川団五郎を継げ」と言われる。「は?ボケたんか?」と大志。足をトントンしてイライラしてる。
そういいながらも稽古に入ろうとすると、淳たちがやって来る。今までのいきさつを説明し、団五郎一座に手伝ってほしい事を伝えると快諾した団三郎。しかし「は?全国座長大会だけって言ったやん、どうぞお帰りください、お疲れ様でした」と追い返そうとする大志。団三郎「生命保険やぞ?」大志「いやや」団三郎「じゃあ受取人にせんぞ」大志「どうぞ、じゃあ全国座長大会にも出ません」とキレぎみに答える大志。
その時、団三郎が自分は末期でもってあと1年と医者に言われてる事を告げる。「じいちゃん…」と泣きの演技に入る重岡。
団三郎「わしのたった一つの心残りは雲の上団五郎の名前を残さなかった事や。このままじゃ親父にも顔向け出来ん。頼む大志、おじいちゃんに力を貸してくれ」それを聞いた大志「わかったよ、やるよ、俺ひいじいちゃんの名前継ぐ!じっちゃんの名にかけて!
涙がうっすら、初日は両手で目をこしこししてセリフも案外サラッと言ってたんだけど、2日目からは顔くしゃくしゃにして子どもが泣いてるみたいな顔でセリフ言ってた。袖で涙拭いたのも可愛かった。
団三郎「芝居と言ったら忠臣蔵やな」忠臣蔵の簡単な説明が入る。
リストラされた浪士たちと専務取締役の大石内蔵助が主君の仇討をする、って非常にわかりやすい。

第五場 西楽館近くの道
団五郎一座の団員たちが集まってくる。その様子を見ている照弥たち。
淳の母「桐元くん、人数足りないから手伝ってよ」手伝う事になる照弥。

第六場 劇中劇「元禄忠臣蔵
重岡:大石内蔵助
神山:浅野内匠頭
淳太:原惣右衛門
濱田:神崎与五郎/梶川予惣兵衛
照史:大石主税
流星:堀部安兵衛
小瀧:寺坂吉右衛門

口上
定式幕(ビジョン)の前に少し上げたセリ。定式幕が開くと「団」の模様の提灯。
セリの上で三つ指ついて頭を下げている大志。紋付袴でご挨拶。
大志「一座高うはございますが、先ずは口上をもってご挨拶に代えさせて頂きます。本日曽祖父の名跡を襲名しました二代目重川団五郎にございます。ここに30年の時を超え、生まれました団五郎一座、本日演じますはご存じ忠臣蔵、先代とは趣を変えまして、上方の見目麗しく若返りました、その名もなにわ侍団五郎一座。どうぞごゆるりとご観劇頂きますよう、伏してお願い申し上げまする」
12日1部より口上後に「よ、新座長!」の掛け声が入る。

松の廊下
カミテに捲りが出て来て、その場の演者とストーリーの説明をしてくれる
内匠頭「吉良様、どうぞ今一度接待役のご指南を」吉良を追いかけてきて、吉良の前に回り土下座
吉良「田舎者の鮒侍め、鮒じゃ、鮒じゃ、鮒侍じゃ」
内匠頭「おのれ、吉良め」と斬りかかる
梶川「お待ちください浅野様、殿中でございます」止めに入る
内匠頭「離せ、離せ、武士の情けじゃ、離せ」
手を放す梶川
内匠頭「手離したらあかんやん、忠臣蔵終わってまうやん」
梶川「だって離せって言ったやん」
内匠頭「ダメなの、ね」と吉良に同意を求める
「うん」と頷く吉良
内匠頭「はい!」と仕切り直しって感じで腕を掴まれるポーズ
後ろから腕を掴んで止める梶川。再スタート
内匠頭「お離しくだされ梶川どの」吉良の長袴を踏んでいる内匠頭
逃げようとする吉良、袴が脱げる
吉良「ここ踏んだらダメって言ったでしょ、もう」と脱げた長袴を持って捌ける

切腹の間
BGM:荒城の月、ビジョンは満開の桜がハラハラを舞っている
介錯人が刀を洗っている
白装束でシモテよりやってくる内匠頭
屏風前に座り、辞世の句を読む
「風さそう花よりもなほ我はまた 春の名残りを如何にとかせん」
短刀を持ち、鞘から抜こうとするがなかなか抜けない
内匠頭「抜けない〜抜けたらね、ちゃんとブシュッと行きますよ、でも抜けないんすよ」
と、短刀を見せる内匠頭
介錯人が引っ張るとスッと他愛もなく抜ける
介錯人「抜けました、どうぞ」
内匠頭「(呼吸を整えて)いざっ」
脇腹に刀を刺す内匠頭「早く、早く介錯を。血がブシャーってなってるから早く介錯してくれた方が楽になるから」
介錯人が内匠頭に横に向くように促す
横を向く内匠頭、刀は刺さっておらず脇腹の横に添えられている
「バレますよねーてへぺろ」「えへへへーじゃあ」と帰ろうとして止められる内匠頭
ここで「何も悪い事してないもん」とか毎回アドリブが入ってた
介錯人「いざ、お覚悟を」
内匠頭「余は…余は無念じゃ」
と、切腹
ポクポクポク、チーン(と、コントの様な音)

街道
BGM:お猿のかごや
早駕籠に乗っている原。そこに突然の台風
台風中継するWEST TVのレポーター濱田と風係の流星

赤穂城大手門前
家老大石内蔵助が受け取った殿の辞世の句を持ち、「殿のご無念はこの内蔵助が一命にかけて」と天を仰ぐ
そこにやってくる主税
主税「父上!」
クスクス笑う客席、照史が重岡を「父上」って呼ぶのってやっぱり面白い
内蔵助「主税、大きくなったな」
主税「父上、どうして私は笑われているのでございますか?」
内蔵助「大きくなったな」←若干笑い気味
・12日1部アドリブ
主税「父上、やはり配役に無理が…」
内蔵助「主税…予想はしておった」
時節を待てと言う内蔵助に早く敵を取らないと殿が可哀想ですと言って去る主税
寺坂が入って来て足軽の身分の自分だが討ち入りに参加したいと土下座する
内蔵助「忠義の心に身分はありませぬ、一緒に成就を願おうぞ」
内蔵助「殿、年端も行かぬ者、身分の低き者も殿を思って、城を思っておりまする」
町民「しろーしろー」と城を見上げながら後ろを通過
内蔵助「しろ…民もみな城を思っておりまする」
町民「しろーしろー」とまたやってくる
内蔵助「しろ…しろ…しろ」
町民「いたーシロどこ行ってたの」と犬を抱きかかえて戻ってくる
内蔵助「シ…ロ…?」
ワンっと吠えられて「わー」と凄い顔して暗転(ぶさかわMax)

吉良邸討ち入り
・表門
表門に集まる浪士たち。合い言葉は「山」「川」と確認する主税
主税たちに裏門を任せる内蔵助
表門より突入…しようとしたら梯子が短くて入れない
寺坂「お任せください」と徐に門のチャイムをピンポーンと鳴らす
寺坂「寺坂と申します、吉良さんいらっしゃいますか?」
慌てる内蔵助
寺坂「礼儀だけはしっかりしろって母さん言ってましたから」
・11日2部アドリブ
内蔵助「貴様、我らが今日という日をどれだけ待ちわびていたかわかるか?叩き斬ってやる」
と刀を抜こうとするが長くて抜けない
・12日1部アドリブ
チャイムを鳴らした後「寺坂」と呼ぶ所を間違えて「主税」と呼んでしまう
内蔵助「(言い直して)寺坂」
寺坂「(羽織の名前を見せながら)この名前が見えませんか?」
内蔵助「(素直に読む)てらさかきちえも…寺坂!テンポ崩してすまん」
内蔵助が采配を振るうと壁が崩れる
邸内に入る浪士たち

・土屋邸
主税が隣家の土屋様に「塀越しに失礼いたします」と討ち入りの挨拶をする
すると土屋邸は提灯に灯りを灯し浪士たちを加勢するのだった
主税「ありがとうございます」と頭を下げる
音楽が鳴り響く…余りの音の大きさに「うるさーい、音楽いらん」と主税

・武器庫
武器庫を発見し、弓の弦を切る事に
原が弦を弾くと音が鳴る、その音が♪ええじゃないかで踊りだす原・神崎・堀部・寺坂の4人
「しー」と静かにするように促してた主税も最後には参加

・邸内〜池
吉良邸内を走り回り吉良を探す5人(主税・原・神崎・堀部・寺坂)
庭先の池の所で清水一学と剣を交える堀部
一学を切ったのち、池に張った氷でアイススケートを始める5人
刀の鍔の部分に名前が書いてあってなんだか可愛い

・寝所
吉良の寝所と突き止めた主税と神崎
が、吉良の姿はなかった
布団がまだ温かいのを確認し、掛け軸の裏の抜け穴を見つける
布団が小さい・掛け軸が揺れるのに合わせて体を揺らす・抜け穴を通れない主税などの小ネタ

・炭小屋
ついに炭小屋に隠れる吉良を発見、呼笛を鳴らす寺坂
集まってくる浪士たち、だが人数足りないので不足分はパネルで代役
「ご城代」と言われ内蔵助が登場
内蔵助「吉良様にございまするな、ご無礼を」と背中の傷跡を確認
内蔵助「まさにこの傷は亡き殿が付けた傷跡」
内蔵助「吉良様にございまするな」
この時の重岡の横顔がめっちゃ綺麗
内蔵助「各々方、この内蔵助多大なる苦楽をかけ申した、深く深くお詫び申し上げまする」と頭を下げる
内蔵助「寺坂はおるか?」
寺坂「はっ」
内蔵助「すぐに隊を離れ、南部坂の瑤泉院様に知らせ、赤穂に戻り、広島のご本家浅野様に伝えるのだ」
寺坂「ははぁ」と頭をさげ、隊を離れる

辞世の句が流れる中、後ろのセリで上がって来る内匠頭
内匠頭「内蔵助、皆の者、ようやってくれた。余は良き家臣を持って幸せ者じゃった」
内蔵助「殿!」
内蔵助「吉良様、もはやこれまで。ご傷害を」と内匠頭の形見の短刀を差し出す
しかし受け取らない吉良
内蔵助「是非も無し…では、お覚悟を」と短刀を振り上げる内蔵助
吉良「…吉良家は隣じゃ」
バッハのトッカータとフーガニ短調が鳴り響く
「ええ?」
ぽっかーんな一同
主税「父上、家を間違えましたか?」
うーん?とちょっぴり首を傾げる内蔵助(激かわ)
♪しーらないよ、しらないよ〜と歌いながらパネルの浪士たちを片づけて捌けて行く主税・原・神崎・安兵衛
立ち上がり去ろうとする吉良の背中に向かって「あの〜吉良様?」と内蔵助
吉良「はいはい?」と返事をして振り返る
「やはり吉良様であったか、皆の者〜」と陣太鼓を叩く内蔵助
この時の陣太鼓を叩く姿がカラクリ感Maxでもはやそういうカラクリ人形にしか見えないっていう罠(笑)
戻ってくる一同
主税「父上、信じておりました」
内蔵助「吉良様、お覚悟を…」
と、短刀を振りかざす…

第七場 大団円
そこへ「団三郎さぁぁぁん」とレントゲン写真を持ったばあちゃん(瑤泉院の格好)が出て来る。芝居を始めるようになって、癌が逃げ病気が治ったという。そして団三郎とばあちゃんが結婚する事に(BGM結婚行進曲)
2代目団五郎としての夢が出来た大志
淳をやる気にさせる為に一芝居うっていた照弥
大志「いつか東京に殴り込みや!」
全員「エイエイオー!」

♪ええじゃないか
後ろに幕が降りて来る「ジャニーズWEST2015今年もよろしくお願いします」
イントロで刀を脇から抜いて渡しマイクを受け取るんだけど、その刀を2本(長刀と短刀)を一緒に持って抜くのが超ツボ
最初の照史が神ちゃんをお姫様抱っこする所で、照史が神ちゃんを斬ると神ちゃんお化けになってた
・11日2部
振りを間違えた照史に向かって懐に入っていた短刀を出して首元に当てる重岡
それ内匠頭様のご切腹の刀だから!そんなんむやみに使ったらダメだから!
花吹雪の後は「いきまっせ〜」とか「いきますよ〜」とか

・キャスト紹介